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忍判「えふぴーのひとりごと」

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節のもの

2008/05/16(Fri)18:05

ある農園さんについて何かテキストを書かなければならない状況にあったのだが、そのキャッチコピーがさっぱり浮かばずに悩んでいた。

小包

そんなある日実家から届いた救援物資の中には、そらまめ、いんげんまめ、スナックえんどうなどがたくさん詰められていた。
むかしはこのテの「豆類」を寄越されても、全然嬉しく思わなかった。
「どうせ送るなら、マメはいいから肉とかにしてくれよ」
それが、正直な感想だった。
ところが今回はどうだろう。
夕餉を待たずに自分で茹でてしまいそうな勢いである。

アレ?オレって、そんなに「いんげんまめ」好きだったっけか?
ふとそんなコトを考えていた。

実家のある「南房総」は、東京近郊にある温暖な気候の観光地。
なんだけど、実際のトコロは農業と漁業が主体の地域である。
「米」も主要作物として作ってはいるのだけれど、気候、土壌とのマッチングなどを考えると、正直米なら東北に軍配が上がると思う。
それよりも、肥沃でどちらかと言えば粘土質の「関東ローム層」にマッチングする作物は、「豆類」なのではないだろうか。
ま、千葉といったら「落花生」。
「南京豆」、「ピーナッツ」、呼び方は様々だが、ともかくコイツが筆頭に挙げられるのではないだろうか。
たしかに、「ピーナッツ」の専門店も何軒かあり、「ピーナツ屋の息子」も同級生に居たけれど、あれは県北での生産が主体。
県南部、南房総で作られているものと言えば、むしろ「そらまめ」「いんげんまめ」の方が多いのではないだろうか。

いんげんまめ

このテのおかずは実家に居た頃は「食卓に並ぶのが当たり前」であって、それらを意識して食したことも無かったし、いつが「旬」なのか考えたコトも無かった。
しかし実家を離れて生活していると、不意に食いたくなるものである。

食いたい時に、売っていない。

最近では主要な野菜類については年中通して店頭に並ぶので、その「時期」について意識することも少なくなったが、こういうものは「旬」のものを頂かないと、その本来の「美味しさ」を味わえないものである。
こういうのを宮城あたりでは、
せつのもん(節の物)
と言うらしい。

地元千葉名産でありながら、これまで全然意識していなかった「豆類」について、こんなコトを考えていたのには、あるきっかけがある。
それが、先日嫁さんの実家(宮城県)を訪れた時に、嫁さんのお母さん(お義母さん)から言われた、
「また今年もまた、千葉の『そらまめ』食いてぇなぁ。」
という一言なのである。
そんな容易いコト、と探し求めてみれば、意外にスーパーには並んでいないものである。
時期が早い。
それもあるだろうが、そもそもワタシにとって「そらまめ」とは「近所から回ってくる(頂く)もの」であって、「1箱2000円」も大枚叩いて買い求める類いのものでは決してない。

果たして、「そらまめ」が出回るのはいつ頃だったろうか。
そんなコトを考えていた矢先に届いたのが、前述の「実家からの救援物資」であり、クライアントからの「『そらまめ』でスープ作りました」というメールだった。
つまり、ついに「そらまめ」の時期が来たのである。

そんなワケで、本来は嫁さんの実家に転送すべき「そらまめ」は、

そらまめ

早速茹でて、食っちまった。
(お義母さんスイマセン・・・f^^)

ちなみに冒頭の「農園」とは、
【安西農園】とうもろこし・野菜産地直送販売!
http://osa-web.com/anzainouen/
のコト。
農作物の写真がキレイなサイトなので、是非一度ご覧頂きたい。

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弁護士、外科医、イヌ

2008/05/15(Thu)08:21

ソフトバンクのCM、お父さんが同窓会に出掛けるヤツが、結構ツボにハマっている。

「しかぁし、オマエが弁護士か」
「オマエだって外科医だってなw」
「でもなんてったって、白戸がイヌになるとはな」
「オレだって思ってなかったよ」
「言われるまで分からなかったぞ」
というヤツ。
もともと、「なんでお父さんがイヌ?」というのが、このCMシリーズ共通のネタだったのだが、
将来何になる?
弁護士?
外科医?
という並びで、まさか「イヌ」を持ってくるとは思わなかった。

つまり「お父さん」は、学生時代将来何になるかアレコレあった中で、「イヌになった」というコトなのだろうか。

「ホワイト家族」に引っ掛けて、「白戸(しらと)家」。
「お父さん」が白いイヌで、「お兄ちゃん」が「予想外」のシリーズに出てきた黒人(ダンテ・カーヴァー)という辺りまでは「良く出来た設定」で、その流れで「おじさま」が「白イルカ」であってもたいして驚きはしなかった。
なのに、である。
「弁護士」、「外科医」と来て「イヌ」とは。
するとあれだろうか、「お父さん」は学生時代はフツーの人間で、卒業後に「イヌ」になったというコトなのだろうか。
それとも「イヌ」になったのは、樋口可南子と結婚してからのコトなのだろうか。
いや、そういう位置付けの「イヌ」って、どういうポジションなのだろうか。

面白い。

「お父さん」役の北海道犬「カイ」が写真集を出したとか、実は妹(だか「姉」だか知らないが)の「ネネ」とダブルキャストで演じているとか、色んなハナシが出ているが、ダンテ・カーヴァーがテレビ出演した時に話していた、
「お父さん」は、実は樋口可南子さんがチョット苦手
というハナシが一番印象に残っている。
(ソレを踏まえてCMを見直すと、また面白い。)

そんなソフトバンクモバイルと、ソフトバンクBB、ソフトバンクテレコムの通信3社が提供するスペシャルサイト「ハローワールド」がオープンしたらしい。



サイトは、
ウェブデザインの世界的な第一人者である中村勇吾氏の率いるtha ltd.が制作。
企画・デザインにはtha ltd.のアートディレクターである阿部氏を起用し、豊かな可能性を持ったコミュニケーションの世界を表現しています。
というコトだが、果たしてどんなもんだろうか。
「ウェブデザイン」とか興味のあるヒトは、チェックしてみて欲しい。

あと「上戸彩出演のCM」で言えば、UFOについて問われて、喋ろうとしているのに遮られる「焼肉のたれ」のCM。
アレの小芝居も、結構好きだ。
UFOについて一体ナニを、語ろうとしていたのであろうか。





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2009年10月

2008/05/14(Wed)08:09

アネハ一人に罪を負わせる格好で幕引となった、建築物の強度計算書偽装事件ではあるが、その副産物として残されたのは必ずしも悪いものばかりではない。
その一つが「住宅瑕疵担保履行法」だろう。

「瑕疵(かし)」。
日常生活ではまずお目にかからない法律用語だ。
辞書には、「[意]きず。また、欠点。あやまち。」とある。
サラリーマン時代に、売買契約書のワープロ打ちをさせられて知ったコトバだ。
「甲は商品引き渡し後の商品の瑕疵について、その一切の責務を負わない」
といった使い方をする。
テメエで売った商品に責任を一切取らないとは、随分と都合の良いハナシなのだが、「瑕疵」なんて言われると分かったフリしてハンコついちゃうバカが、世の中には多いのである。

建売住宅や分譲マンションを購入後、10年以内に発覚した強度不足や手抜き工事について、その補修費を販売業者に請求出来るというもので、業者が倒産の場合には保険会社がこれを支払うことになるという。
ま、支払い能力はおろか実体すらもはや無いが倒産はしていなかったり、小手先だけの改修工事にしか応じず「1から建て直し」を求める購入者と激しく対立したりと、世間で「悪徳」と呼ばれる業者にこれでドコまで対抗出来るかは定かではない。
定かではないが、クライアントである「建築業者」とまるまる利害の一致する「確認検査会社」のする検査業務に比べれば、「保険金の支払い」という相対する利害関係人が関与するだけでも、「十分に画期的」と言って構わないだろう。

あの事件は、強度計算書を偽装したアネハよりも、偽装を承知で販売したオジマよりも、ザル確認で建築を認めたイーホームズ・フジタが一番悪いと、ワタシは今でも思っている。
しかし、その制度上の盲点から巨利を得るビジネスモデルを作り出した人物は他に居て、その巨額の利益も政治資金として還流する仕組みになっていたのだから、マスコミも含めて追求の声が立ち消えになったというのも、まあ「よくあるハナシ」ではある。

事件では、姉歯建築士の奥さんが自ら命を絶っている。
また事件の発覚直後に、施工した建築会社の社長も死んでいる。
後に姉歯建築士は、その病弱な奥さんの為に偽装を繰り返した、と供述しているが、売れない建築士がたまたま見つけた「シノギ」が一過性のものであるコトは十分に認識していただろうから、何故そのことを奥方に伝えていなかったのか、事件発覚と同時に何故家族で雲隠れしなかったのか、それが今でも心に引っ掛かっている。

それがどんなに壮大なババ抜きであっても、命まで落とすコトはなかったのに、と。

ともかく、来年の10月以降に「引き渡し」される住宅やマンションについては、この「住宅瑕疵担保履行法」が適用される。
「契約日」ではなく「引き渡し日」が基準になっているのがミソだ。
これにより、首都圏一帯、都心部よりも少し郊外に舞台を移した平成の「マンション建築バブル」は、節目を迎えることになるだろう。
もともと、都心部での価格高騰により販売も頭打ちになっているマンション業界。
「次の次」のマンション建築計画による融資で、「今」建てているマンションの建築資金を支払っているとも言われている。
その自動車操業が、破綻するXデー。
それが2009年10月ではないのだろうか。

2009年10月までに売ってしまいたいマンションデベロッパー。
「買い手」としてはどうだろうか。
想定される保険料は、1600万の1戸建てで8万円、20戸入居のマンション(総工費4億程度)で80万円程度になるという。
保険料をケチって、いや、保険会社の検査で再工事、なんてたまったもんじゃない。
来年夏のボーナス時期以降は、間違いなく「投げ売り」状態だろう。
そして成約すれば、どんな手段を使ってでも9月中に引き渡すに違いない。

10月の、制度適用を待つべきか、9月のバーゲン品で勝負するか。
大博打である。

いずれにしても、販売業者まで倒産して保険が適用されるようなケースというのは、おそらく後にも先にも「アネハ」が最後だろう。

「んな、支払われる見込みの無い保険てどうよ?」

なのだが、国土交通省から指定された保険法人「財団法人 住宅保証機構」あたりに、新しい政治資金還流の仕組みがあるらしい。
「保険」は、損保会社再保険。
そんな「右から左」のビジネスモデルで、年間4、500億円の市場規模。
民間にも出来るコトをする、国土交通省がらみの財団法人。
「民営化推進担当大臣」が聞いて呆れる「天下り」の構図である。
それでも、零細の建築関係者の失業にとどまらず、「森ビル倒産」くらいになればザマアミロと、来年10月を楽しみにしてしまうのである。

保険による保証の上限は2000万円?
それが国が考える「適正な住宅価格」というコトか。

それじゃ都内にマンションなんて買えない?
耐用年数たかが50年の鉄筋コンクリート造に、多くを求め過ぎなんだと思う。

ともかく、この「住宅瑕疵担保履行法」が施行される2009年10月という日を、心に留めておこうと思う。




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本場水沢の「釜玉うどん」

2008/05/10(Sat)15:14

今朝予期せず届けられた宅急便の小包には、「たまご」の警告ステッカーが貼られていた。

本場水沢の「釜玉うどん」

これは・・・

どうやらB-Promotionの、『水沢うどん 遊喜庵「釜玉うどん」試食モニター募集』に当選したらしい。

早速開封してみる。

卵つき

「生卵つき」というのがポイントである。
「水沢うどん 遊喜庵(ゆうきあん)」とは、

日本三大うどん(水沢うどん(群馬県伊香保町) 稲庭うどん(秋田県稲川町) 讃岐うどん(香川県高松市・満濃町など))の水沢うどんの名店「大澤屋」がプロデュースする、水沢うどんの通販専門店です。
というコトで、その大澤屋の「釜玉うどん」は、
独特の食感と小麦の風味が特徴的な大澤屋の水沢うどんに、ねっとり濃厚な黄金色に輝く「岩田養鶏場」の牧草卵を添えました。
素材にこだわった「釜玉うどん」は、期間限定・通販限定の商品です。
わざわざ付けてくれた「卵」も「ただの卵」ではないらしい。
(ちなみに「水沢うどん」は群馬県伊香保町水沢の「水沢」。岩手県水沢市ではないらしい。)

そんなワケで早速、茹でて昼飯に頂くコトにする。
「うどん」はパッケージの印象からくる「乾麺」ではなく、「半生」といったカンジ。
ソイツを大きめの鍋で8分茹でれば完成だ。
鍋から上げて、付属の「つゆ」をかけ、「牧草卵」を乗せれば完成だ。

ねっとり濃厚な牧草卵

「8分茹でる」以外に面倒なコト(どんぶりに「つゆ」を割って用意しておく、とか)が無いのがスバラシイ。
「カンタン調理」だ。

そしてこだわりの「牧草卵」を割ると・・・

水沢うどん 遊喜庵

いつものブロイラーとは、当然のコトながら「黄身の濃さ」が違う。
「硬さ」も違う。
だから「味わい」が違う。
「一気にかき込むのが醍醐味♪」とか知らなくても、一気にかき込んでしまうものだった。

そんな水沢うどん遊喜庵では、「釜玉うどん」のプレゼントキャンペーンをやっているらしい。
さらにサイトでは、通常価格 2,480円 (税込) のところを30%OFFの1,680円に、さらに「送料無料」で販売中。
キャンペーンに応募するもよし、待てないヒトは買っちゃうもよし、ぜひとも一度味わってほしい。

そんなワケで、遊喜庵さん、ごちそうさまでしたー。

キャンペーンバナー

水沢うどん 遊喜庵「釜玉うどん」試食モニター募集

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10年ひと昔

2008/05/09(Fri)10:01

8チャンネルの朝の情報番組で、『「チケットレス化」で苦境 金券ショップ生き残りに必死』というハナシをしていた。
そのネタ、数日前に読売新聞の記事で読んだ記憶がある。

ちがうだろ?
「金券ショップ」のビジネスモデルは即ち『ハイウエイカードの大量換金』であって、釜本さんの事件でオシマイになったじゃないか。


なのだが、何故今さらこんなハナシを新聞記事にして、さらにテレビでも取り上げるんだろうか。
不思議に思ってYahoo!ニュースで検索すると、こんな結果が出てきた。
「金券ショップ」の検索結果(記事) -
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%B6%E2%B7%F4%A5%B7%A5%E7%A5%C3%A5%D7&b=1&st=n

転売目的? イセエビ170匹盗まれる (産経新聞) - 2008年5月2日(金)13時41分 - 社会
 2日午前8時半ごろ、千葉県いすみ市岩船の岩船漁港内のいけす小屋で「イセエビが大量に盗まれた」と、鮮 ...

金券ショップ、サバイバル時代到来 「チケットレス」で危機感(産経新聞) - 2008年5月1日(木)14時31分 - 社会
 新幹線乗車券や航空券、商品券などを割安で販売する「金券ショップ」が、外貨両替や金・プラチナの買い取 ...


景気判断を下方修正 日銀展望リポート(産経新聞) - 2008年4月30日(水)22時43分 - 経済総合
 日銀は30日、平成21年度までの経済見通しを示す「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)を公表した ...

不正大量購入:文化施設の演劇チケット、売りさばかれる--足立 /東京(毎日新聞) - 2008年4月29日(火)14時1分 - 東京
 足立区は28日、同区の文化施設「シアター1010」(千住3)のチケットが大量購入され、金券ショップ ...

<強盗致傷>3人組、現金180万円など奪う…千葉の金券店(毎日新聞) - 2008年4月25日(金)10時35分 - 社会
 24日午後8時ごろ、千葉市中央区寒川町の金券ショップの男性経営者(60)が店を出ようとしたところ、 ...

「チケットレス化」で苦境 金券ショップ生き残りに必死(J-CASTニュース) - 2008年4月10日(木)20時15分 - 社会
 新幹線の切符、航空券、映画やコンサートのチケットや商品券などを割安で販売する「金券ショップ」。1980 ...


日本マクドナルドの株主総会を実況リポート!(オーマイニュース)- 2008年3月31日(月)12時46分 - 経済総合
 日本マクドナルドホールディングス株式会社の第37回定時株主総会が27日、東京国際フォーラムで開催された ...
7件の検索結果のうち、2件目と6件目がそのハナシ。
「Jカス」と称される「ばぐ太」のネタ元「J-CASTニュース」はともかくとして、産経新聞までもが似たような切り口のニュースを配信しているとは、おかしい。
違和感がある。
そんなワケで、さらに検索を進めると、「論談:日本ハイカ疑惑 - 巨額の金は 森 喜朗 と闇社会へ」
http://www.rondan.co.jp/html/news/seiji/haika.html
というページが見つかった。
「森喜朗」と言えば、ここ最近立て続けに自民党総裁を輩出している派閥の領袖。
あの失言太郎が、ココまで政治的な力を付けた原動力というのがが、「ハイカ」と「泉井」。
で、あるならば、あの「日本ハイカ疑惑」をさも忘れたかのように、各社足並みを揃えたこの記事。
10年前を知らない世代にとっては、さぞストレートに「そういうもんだ」と思えるに違いない。

その世論誘導、「10年ひと昔」とは言うけれども、ちょっと強引すぎやしませんかと、改めて騒いでみたい今日この頃なのである。
とうに破綻したビジネスモデルを、誤った切り口から様々に議論する流れ。
「スーパーアグリF1撤退」のニュースに似ている。





No.448|FPComment(0)Trackback()

江ノ電になれない

2008/05/08(Thu)08:09

連休最終日、天気があまりにも良かったので、銚子に向かってみた。
目的はココ

地球の丸く見える丘展望館

「地球の丸く見える丘展望館」だ。
たしか高校生の頃に、一度行った記憶がある。

太平洋に突き出した「犬吠崎」。
周囲に遮るものの何もないロケーションにあって、小高くなった丘の上の展望館。
ネーミングの「地球の丸く見える」は、「全視界に入る限りの水平線を眺めると、両端が丸く、地球の丸さを感じることができる」の意味だと思うのだが、「360度の展望が見られる意味ではないか」と隣りのカップルがモメていた。

ま、意味はどうあれ、この絶景はスゴイ。

で、折角銚子まで来たのだから、話題の「銚電」、「銚子電鉄」を見てから帰ることにした。
「無くなる前に」ね。w
「犬吠駅」に車を停め、その銚電に乗れるようになっているらしい。
時刻表を確認すると、運行は午後10時まで。
今からでも充分銚子まで往復できる。
「ぬれ煎餅」で応援する手もあるが、ココはストレートに、本業である「運賃収入」で貢献したいトコロ。

そんなワケで、犬吠駅と銚子駅を往復できる、「犬吠崎レジャークーポン券」なるものを購入して、ホームで待つことにする。

ホーム

のどかだ。
休日というコトもあって、「鉄」とおぼしきオッチャンが、ベンチでおにぎりをほお張り栄養補給している。
銚子行きの電車が来るまで20分。
さてナニをしようと考えていると、外川行きの「デハ1002」が来た。

デハ1002

あまりの雄姿に思わずカメラを構え、そして見送る。

雄姿

そして周囲はまた、静寂に包まれるコトとなる。

静寂

もしかして、さっきの「デハ1002」が外川で折り返して来るんじゃね?

なんて思っていたら、やっぱりそうだった。
その、「銚子行き」のデハ1002が来る頃には、いかにも「鉄」のカップル多数と、話題性で乗りに来ちゃった「やや鉄」のカップルがチラホラ。
休日というコトもあり、完全に「観光路線」と化していた。

ほどなくデハ1002は発車。
満席である。
ワンマンである。
それ以上に、スピードが乗ると跳ねる跳ねる。
線路が、路面の沈下によって波打ってしまっているのである。
酔いそうな不安感を感じながら、次の君ケ浜駅に到着する。
無人である。
そして、やはりボロい。
「カネがない」と聞いていたので、大体の察しはついていたが、やっぱりボロい。
壊滅的なほど、ボロい。

車内の広告といえば、「鉄子の旅」ぐらい。
それ以外に車内の掲示物にも、カネがないなりの配慮がされているようだったが、「貼りっぱなし」の感が否めない。
休日運行のこのデハ1002も、古いとはいえ汚すぎだ。
そして、笠上黒生(かさがみくろはえ)駅で乗ってきた車掌を見て、その違和感は確信へと変わった。
いくら「カネがない」とはいえ、ヨレヨレの制服はズボンのヒザが抜け折れ目もなく、靴はただの運動靴。
「カネがない」というモチベーションが、滲み出たような車掌だったのだ。
これが「カネがない」という演出なら、根本的に間違っている。

ダメを出せばキリがない。
仲ノ町駅本社事務所周辺のゴミの山。
ラミネーターすらかけずに貼りっぱなしの掲示物は湿気でヨレヨレになり、県警からのお知らせはセロテープで貼られている。
窓ガラスは曇り、シートは薄汚れ、おおよそ「掃除された痕跡」すら見当たらない。

「人員が足りない」

それも格好の言い訳になろう。
しかし、この潰れかけた鉄道を存続させたくて、自らの意思で残っているのではないだろうか。
「ぬれ煎餅」が頼みの綱と言うが、それ以前に、いくらでもやれるコトはあるだろう。
犬吠駅にはあまり愛想のよくない職員さんが2人居た(女性)が、トイレが毎日掃除されているようには見られなかった。
1日10分でもいい。
できることから、していく姿勢。
そんなものが微塵も感じられない銚電社員の皆様。
貧乏会社がイヤなら、今すぐ辞めたほうがいい。

実際に乗るまでは、「江ノ電」に出来て、「銚電」に出来ないコトとは何だろう。
桑田佳祐にでも頼んで、「銚電」をテーマにした歌でも作ってもらえば、なんとかなるんじゃね?
なんて甘いコトを考えていたのだが、このモチベーションの低さは、「そりゃ横領もするさ」というレベルである。

交通インフラとしての、鉄道の役割は終わったと思う。
例えば銚電が廃業したとして、利用者は「困る」と騒ぐに違いない。
実際、コレを利用していると思しき学生さんも居た。
しかし、無くなったら無くなったでバスによる代替輸送がある。
なにも、専用の細長い敷地内で、一両編成のポンコツを無理矢理運行させる必要性など、とっくに無くなってしまったのだ。
そしてその対価としての、小銭を徴収するビジネスモデルも崩壊してしまっている。
かのJR東日本ですら、首都圏以外では採算割れではないだろうか。
そんな、新車購入はおろか、車検代すら出てこないローカル線を、午後10時過ぎまで運行させちゃってる無駄さ加減。

犬吠駅売店が、採算面から午後4時閉店なら、電車だって午後4時終電でいいではないか。
そんな観光路線としての展望を考えるに、惜しむらくはその路線区間。
せめて君ケ浜駅周辺だけでも、海沿いを走るコトは出来なかったのだろうか。
竹薮の中を銚子まで往復し、マイカーで君ケ浜に差し掛かって、つくづくそう思った。
まあ、ココまで資金難となってしまっては、路線の延伸など夢のまた夢、なのであろうが。

コレを銚子観光の目玉に据えていくならば、銚子市役所から清掃員の派遣があったって、いいハズだ。
ナニも高速を伸ばせば済むってハナシでもないもんだと、そんなコトを考えた銚電の旅だった。

こんな絶景を持っているのに、たいした観光客が来ない理由って、意外と本質的なものだと思うぞ。

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アボされる

2008/05/07(Wed)09:25

連休も最終日となった日の夕方、「Google AdSense アカウントの非承認」という件名のメールが届いた。
本文を読まずとも、件名を見ただけで内容は分かる。
ついにというか、とうとうというか、ワタシのブログにもこの日がやってきてしまったようである。
念のため内容を確認するが、

Google で定期的に行われている調査によりますと、お客様の AdSense アカウントは AdWords 広告主に重大なリスクをもたらしていることが確認されました。
このアカウントを引き続きサイト運営者ネットワークで使用できるようにすると、今後広告主に費用上の損害が及ぶ可能性があるため、アカウントを無効にしました。

これは、Google の広告主と他の AdSense サイト運営者を保護するために必要な措置ですのでご了承ください。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。

アカウントや Google の措置について不明な点がある場合、このメールには返信しないでください。
詳細については、次の URL をご覧ください:
https://www.google.com/adsense/support/bin/answer.py?answer=57153&hl=ja

今後ともよろしくお願いいたします。

Google AdSense チーム
「AdWords広告主の保護」を謳ってはいるが、広告主として不正クリック、とまでは言わないが、広告掲載の主旨に合わない閲覧者からのトラフィック流入から、Googleが護ってくれたという記憶はない。
むしろ2ちゃんでよく言われている、「サイトとしてカネを払う価値があるかどうかの判断で、却下された」という見解の方が正しいだろう。
この、「カネを払う段になって審査される」というのはA8とおんなじ仕組みであって、入会申し込みの段階での審査を厳しく行なうASPに比べれば、「合理的」ではあるけれども、「ようやく貯まった報酬が、振込みの段階で拒否」は必要以上に反感を買うだろう。

ワタシの場合はというと、よく言われる「自己クリック」ではないが、アカウント停止(あぼーん)に心当たりはいくつかある。
ある行為では「警告」も受けた。
(もちろん「メールで」だが。)
だから驚いてはいない。
つまり「いくかは来る」という想定の範囲内のコトだった。
もともと、このブログを3年前に開設した契機自体が「実験的なもの」だったので、ソコで「巷間で流行っている『アフィリエイト』なるものをやってみる」というのも実験的なもの
なので、「警告」されようが何だろうが「どうすれば収益を上げられるか」について模索するのは、自分にとっては「当然のこと」であり、アドセンスではそれなりの成果を上げることができたと思う。
(それも、「結局一度も振り込まれず」という2ちゃんねらーが多い中で、2年以上も振込みが行なわれていたのだから、評価としては「上出来」だろう。)

ただ、ここまでコンスタントに稼げるようになっていると、やっぱりショックでもある。
また、アドセンス収益がブログ運営のモチベーションになっていたことも事実。
それが今回の「あぼーん」で、これまでの収益モデルは崩壊。
新しい収益モデルの構築が必要になった、ということは確かなのだ。
(つまり「次のステージに移った」というコトだろうか。)

なのでとりあえず、次善手としての「ブレイナー」・・・は買収されて「Yahoo!アドパートナー」?
なんでもいいからとりあえず登録はしてはみたが、「類似サービスで対応」は「新しい収益モデル」でないことは確か。
新しいモデル」は「携帯広告」?
「セルフバック」?
「口コミマーケティング」?
それが分かれば苦労はしないし、「本当に稼げるネタ」はなかなかこんなトコロには書けなかったりするのだが、今回の「あぼーん」を契機にまた精進してみたいと思う。

そんなワケで、アボされてもさして恨んではいないが、メール末尾の
今後ともよろしくお願いいたします。
ってどうだろうか。
テンプレからのコピペなんだろうけど、「You are busted.」という喧嘩腰のメールを寄越しておいて、「よろしく」もへったくれもないもんだと思う。
こういうトコロがヒトの神経を逆撫でし、「グーグラーはスクリプト言語しか話せない」とか言われるようになるのだと思う。
だって、同一住所から家族名義での再登録とかは99%却下であって、普通には一度アボされたら二度とお付き合いは無いのだから。

広告主からは費用前払い。
広告掲載者への報酬は後払い。
報酬支払い前の一方的な解約をASPに認め、しかも「解約事由の開示義務なし」という、圧倒的にASP優位の現行制度。
それでいて、支払いを拒否された報酬の広告主への返還は、100%には程遠い。
そんな不公正な取引について、公正取引委員会あたりが是正勧告を出す日が来るのか、それとも参加者が去るほうが早いか。
マルチ以外は下火のネットビジネスを観ていると、どうやら後者の方が現実的である。

新しいビジネスモデル。
そればかり考える日が続くのである。





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