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忍判「えふぴーのひとりごと」

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実に惜しい技術

2008/06/04(Wed)07:57

ドンキを徘徊していて、全長15センチほどの「ラジコンヘリ」が目に止まった。
小さい。
それでいて、ちゃんと飛ぶらしい。
値段にして2000円ほど。
5000円もするバカでかい「ハマー」とか「フェラーリ」とかは、それはそれでリアルであり魅力的でもあるのだけれど、カネさえ掛ければ「リアルで大きなラジコン自動車」は、技術的には何らの問題も見当たらない。
それに比べてこの「ヘリ」はどうだろう。
メインフレームは発泡スチロール製。
多少のデコレーションは施されているが、「ディテールまで忠実に再現」とかいうレベルではない。
メインローター、テールローターはかなり華奢な造り。
何しろ、テールローターを回転させるモーターの小ささに目を見張る。

で、実際のトコロどうなのよ?

それが知りたくて堪らない。
しかしながら、30過ぎのオッサンが「ラジコン」てどうだろう。
しかも、そんな興味の為だけに2000円は惜しい気がする。
嫁の視線も温かいものでは決してない。
あんまりマニアック路線を行き過ぎると、本筋である「チョイ悪オシャレ路線」から外れてしまいそうなので、ココがグっと堪えるコトとする。

と、店を去りかけると、なんとUFOキャッチャーの景品に、あの「ラジコンヘリ」が並んでいるのを見つけてしまった。

とりあえず、1回。

空を飛ぶように「軽く」作られているので、予想以上に持ち上がるのに驚く。

これはイケる。

ゲット

結局、3度目のトライであっさりゲットしてしまった。

帰って早速開梱する。
中国人の手によると思われる、ちょっと違和感のある日本語の「取扱説明書」によると、どうやら「コントローラーの電池で本体を充電する」仕組みらしい。
やはりネックになったのは「バッテリー」なのだろう。
乾電池を背負ったのでは飛び立てない。
かといって、ボタン電池では不経済だ。
放電能力にも問題がある。
飛び上がるほどの電力を供給する為には、コンデンサのような、一気に放電する能力の高いキャパシタが必要になる「ハズ」なのだ。
(ホントはこのあたりを分解して確認したいトコロだが、まだ「カタチ」が残っているので止めておく。)

とにかく、1.2Vの単三電池6本を直結。
7ボルト以上の「高電圧」で20分ほど充電すると、離陸準備は完了である。

ラジコンヘリ
パイロットランプの点滅が興奮をさらに高める。
と、ココで気になったコトが1つある。
それは、

コントローラーは「上昇・下降」、「右旋回・左旋回」の2ウェイであり、「前進・後退」のレバーが無い
というコトである。

これで遊べるのだろうか。

その疑問はスグに解決する。
メインローターを回転させると、慣性力により機体は逆方向に回ってしまう。
本来コレを抑えるのが「テールローター」なのだが、突発的に発生する慣性力は自動制御されない。
ばかりか、あまりに突発的で人為的操作でもなかなか制御できないのだ。
なので、1mほどの高さまで一気に上昇させ、まずは高度の維持に努める。
この時期待は、ローターと逆方向に回転しっぱなしだ。
高度維持のコントロールができずに、メインローターの回転数が安定しないと、上昇時には逆方向、下降時には順方向の慣性力により、機体はクルクルと回りつづけてしまうのである。

スっと上昇し、ピタっと高度を維持する。

墜落を繰り返しながらそればかりチャレンジしていると、急に機体の動きがスムーズになる。
「これは?」と思っていると、機体は上昇すらできなくなる。
つまりバッテリー切れなのだ。

「バッテリーを冷やす為、飛行後15分以上開けてから再充電してください」

と説明書にあるので、再充電の時間と合わせてしばらくの待機となる。
この間に、操作についてあれこれシミュレーションしてみる。
思ったよりも手強いのである。

再充電が完了し、2度目の飛行となる。
今度は、とりあえず高度を保つトコロまではできた。
次に、クルクル回ってしまっている機体を、逆方向にコントロールして静止させてみる。
微妙なメインローター回転数の増減により、なかなか止まらない。
操作しすぎても、逆方向への回転となる。
そのうち、制御不能な状態になり墜落。

その後、何度かの飛行を繰り返して分かったコトがある。
それは、
飛ぶには飛ぶが、ホバリングすら難しい
というコト。
そして、
一回の飛行時間が、あまりに短い
というコト。

結局、とてつもなく画期的な技術ではあるのだけれど、現段階では「おもちゃ」くらいにしか利用できない。
それがこの「極小ラジコンヘリ」なのではないだろうか。
より一層の改良と試行錯誤により、この大きさで姿勢を自動制御できるようになった暁に、初めて評価される技術なんだろうと思う。

惜しい!

その一語に尽きる「極小ラジコンヘリ」であった。

えーっと、とりあえず甥っこにでも預けてみて、壊されたら内部構造の解析を考えるコトにしようか。
せっかく問題なく動くものを、わざわざ壊すコトはないだろう?





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ミラクル7号試写会

2008/06/03(Tue)07:43

幸運なことに招待状が届いたので、試写会に行ってきた。
今回観た映画は「ミラクル7号」。
「中国」というクレジットになっているが、テイスト的には「むかしの香港映画」といったトコロだろうか。
むかし「ブッシュマン」と同時上映で観た「燃えよデブゴン」を思い出してしまった。

あらすじとして取り立てて書くものはない。
以前試写会で見た予告編の、「そのまま」の内容だ。
だから公開前にテレビで流されるであろう予告編を見て、「観たい」と思ったヒトが行けばいいのではないだろうか。

本題の「ミラクル7号」が出て来るまで、ちょっと時間がかかる気がする。
展開ももう少し早くてもいい。
でも、そんなコトはどうでも良くて、肩の力を抜いて素直に笑える作品だった。
「声」のイメージが合うことが大前提ではあるが、この映画は字幕ではなく、吹き替えのほうが楽しめるかもしれない。

主人公の子役がイイ。
無駄にセクシーなチャイナドレスの先生もイイ。
いかにもCGだけど、ミラクル7号もそんなに違和感無いし、だいいちこんな子供向けの映画で、そういうコトを気にするほうがオカシイだろう。

いじめっ子と仲良しになったり、お父さんの上司がいいヤツだったりと、それなりに人間ドラマの要素も織り込まれてはいるが、そんなのは本音どうだってイイ。
それよりも、PTAの執拗な抗議により国内では皆無となったウンコネタが、ここでは健在であるコトが素晴らしいのである。
「もっとウンコとションベンを」
と提唱するマンガを読んだコトがあるが、やっぱりこういう笑いってあったほうがイイと思うし、「汚い」「下品」と毛嫌いするべきではないと思うのだ。

そんなワケで、20年前にタイムスリップしたかのような映画。
子供達も是非観て頂きたいと思う。

中野サンプラザ

ちなみに今回の会場は「中野サンプラザ」。
若者に人気の中野は、一度は行ってみたいと思ってはいた場所だったが、仙台を彷彿とさせる「けやき並木」といい、たまには来てみたいと思えるものだった。
当たり前のコトだけど、新橋とは歩いているヒトが違う「若者の街」だった。




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真ん中は、「しなくてもいい」んじゃなく、「死んでもいい」 んです

2008/06/02(Mon)08:04

むかし、手伝いで引っ越し便のトラックに同乗したコトがある。
高速道路走行時の、前席のシートベルト着用が義務付けられた頃のハナシだ。
まだ切符を切るとかいうコトはなくて、料金所のオッサンがチケットを渡しながら言う。
「はいっ、手を上げてー」
それで、ベルトをしている「フリ」をしていると、スルスルスルーっとベルトが巻き上げられ、コイツをしっかり付けるまで、オッサンはチケットを渡してくれない。
それだけのコトだ。
今思えばのどかな時代だったと思う。

車が料金所に差し掛かり、ドライバーさんが助手席に声を掛ける。
「悪いけど(料金所を)抜けるまでベルトしてくれるか。」
言われて、3人掛けの真ん中に座っていたワタシもベルトを探すのだが、それらしいものがドコにも見当たらない。
その時に言われたのが、今日のタイトルのコトバである。

もちろん、本来真ん中の席にだって、シートベルトは装備されている。
ただ、2トン標準ボディのキャビンは狭く、法的な座席幅は満たすものの、3人乗るには少し窮屈だった。
それに、運送便としては3人はおろか、助手席への2名乗車も滅多に無かった時代だ。
それで、「真ん中のシート」は荷物置き場としてカスタマイズされる場合が多く、自然とそのシートベルトも、シートの下へ何年も押し込まれたまんまになっていたワケである。

「しなくてもいい」とは言っていない、「死んでもいいんだ」、はいわゆるこういう状況へのエクスキューズというか、ケーサツも思わず笑わされたら、一度だけは見逃してやるといったローカルルールが通用した、「古き良き時代」だったのである。

後部座席でのシートベルト着用が義務付けられた。
もともと、後席は腹部を固定する「2点式」が申し訳程度に付いていただけだったのだが、いつの間にか片方の肩も固定する「3点式」が装備されるようになっていた。

それでも、「真ん中」は2点式。

後席の「真ん中」は乗る頻度が少ない?
それと、「2点式シートベルト」との因果関係は?
2点式でも、3点式と同等の効果が得られるのならば、何故左右はわざわざ3点式を装備した?

結局、「真ん中は死んでもいい」20年前と、何にも変わっていないのである。
法整備の都合上、シートベルトを装置出来るようにしているだけなのである。

大型観光バスが高速道路で横転して窓ガラスが破れ、投げ出された乗客が多数死亡する事故が発生した。
「こういう場合にも、車外に投げ出されない構造にしてもらわないと。」
識者ぶったコメンテーターが眉をひそめて言う。
機動隊のバスで観光案内をしろとでも言うのだろうか。

「オープンカー」は屋根のない開放感が魅了の車体形状だが、横転時の乗員保護には限界がある。
「ロールバー」を付けるという対応策もあるが、効果は限定的である。

誰も転ぶコトを前提に2輪車には乗るまい。
「危ないからやめろ」
と言われて、
「はいそうですか」
と従うくらいなら、ハナからバイクなんか乗らねぇ。

シートベルトの着用が法律で義務付けられていないから、(特に高速道路での)事故時に後部座席の乗員が車外に放出されて死亡するのだろうか。
取り締まりの為の規則に思えてならない。
そのうち、「核シェルターから出ることを規則しないから、紫外線で皮膚ガンになった」とか騒がれるに違いない。

ちなみに、高速バスを頻繁に利用するワタシは、規制前から着席時のシートベルトの着用を心掛けている。
誰だって、複数の後続車両に轢かれて加害車両の特定は不能、ではイヤだろ?
『自己責任』って、そういうコトだと思うのだが。




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100円あったらマックに行こう

2008/06/01(Sun)10:19

世間では消費税値上げ止む無しの前提のもと、「何%だったら妥当か」という議論が堂々とされるようになってきた。
今の若いヒトにとっては、買い物をすると消費税が掛かるのは「当たり前」の常識だろうし、税込みの総額を表示することが義務化されてからは、レジで思ったよりも多い金額を請求されるコトも無くなった。
駄菓子屋で100円握りしめて買い物に来る子供に、103円請求するのかよ!?」という、たった3%とはいえ「消費税」が導入された当初のことを覚えているのも、少数派になりつつあると言えるだろう。
そんな、「税込み表示当たり前」のこの世の中にあって、銀行のATM利用手数料が「105円」であったり、A8の振り込みの度に「525円」が差し引かれるというのは、非常に煩わしく思われる。
「5%」の税率がココまで定着しているのだから、「5%込みでワンコイン」という商品やサービス利用料が開発されるべきだと思うのだが。
(ま、課税されているコトを常に意識させるには、この方がイイのかも知れないが。)

そんなワケで、「ワンコイン100円で買えるマック」というのはとっても画期的だと思うのである。
一方で地域別プライスの導入など、「値上げ」「高い」というイメージが定着しないように、もう一方では「ワンコインによる低価格路線」を強調。
そして、値段はそのままに「味(つまり「質」)」を向上させた「プレミアムローストコーヒー」などにより、「安かろう悪かろう」とうか、「値段なり」といったイメージも払拭する「高級志向路線」。
流石である。

特にこの「プレミアムローストコーヒー」は、自動車でプラプラしていて「コーヒーは飲みたいがわざわざ降りて買いに行くまででもない」時には非常に重宝するのである。
(いつ行っても混んでるスタバとかも、郊外型店舗からもっとドライブスルーを積極導入してほしいものである。)
とはいえ、「コーヒーだけ、100円」というワケにはなかなか行かないもの。

シャカシャカチキン

そんなワケで、「シャカシャカチキン」である。
5月30日(金)~6月5日(木)まで1週間限定の「スパイシーガーリック味」である。
オンライン投票で人気1位だった「スパイシーガーリック味」である。
(つって、写りこんでいるのは「コーヒー」ではなく「シェイク」じゃね?なんて細かいトコロは気にしない気にしない。)
このチキン、袋に粉を入れて「シャカシャカ」するから「シャカシャカチキン」なんだろうけど、味がしっかり付いていてそのまま食べても意外にイケる、というか、それが結構好きだったりする。
なので、最初は粉を付けずにそのまま、途中から粉を付けて食べるのが「オレ流」。
だからあんまり「シャカシャカ」はしないけど「シャカシャカチキン」。

いただきまーす

袋にミシン目が付いていて、「バリッ」と破れば引っ張り出さなくてもチキンが顔を出すのもイイ。
(・∀・)イイ!
そしてやチキンにはやっぱり、ニンニクがよく合いますね。
「人気ナンバーワン」というのも納得です。
「スパイシーガーリック」フレーバーの次は、6月6日(金)から「ブラックペッパー味」が発売されるというコトなので、来週も100円持ってマックに行こう。
100円じゃ済まないと思うけど、マックに行こう。





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アラ4

2008/05/31(Sat)10:14

幹線通り脇のベンチで、連れがビールを飲みながらウトウトし始めた。
「オイ、帰るよ」と声を掛けると、
「なあに、諦めてオマエもココに座れよ」と。
時刻は午前3時半過ぎ。
終電は終わり始発までは2時間ほどある。
もちろん、タクシーで帰るほどの持ち合わせもない。
「そうですよ、アナタもココに座って『アー』しなさいよ。」
ベンチの反対側で眠り込んでいた見知らぬリーマンまでもが、ワタシの腕を掴んでベンチへと引っ張り込む。
やめろやめろと言いながらベンチに腰を下ろし、『アー』と背伸びをする。
確かに気持ちいい。

といったトコロで目が覚めた。
午前4時頃(アラウンド・フォー)。
シカゴの大ヒット曲「長い夜」(原題「25 or 6 to 4」)も、たしかこんな時間帯の葛藤を唄っていたっけか。
でも、今日書きたいのは「アラフォー」は「アラフォー」でもTBSドラマの「アラウンド40」のほう。
長澤まさみの「ラストフレンズ」が2,3回。
キムタの「チェンジ」は初回だけ見れば、「あとは結末だけでいいかな」と思えるのに対し、この「アラウンド40」は初回を見ていないのに、一度見ると続きの展開が気になってしまうタイプのドラマ。
この感じは阿部寛の「結婚できない男」とか、東芝日曜劇場「オトナの男」以来だろうか。
こういうあんまり番宣にカネ掛けてない、当のTBSとしてもあんまり力を入れてないドラマの方が、意外に面白いというのも「よくあるハナシ」ではないだろうか。

キャストがイイ。(・∀・)イイ!
天海祐希、大塚寧々、松下由樹もそれぞれイイけど、一番ツボったのはサイトでもあんまり注目されていない「片桐はいり」。
よく共演の女優さんたちは笑っちゃわないものだと思いながらも、「あー、こういうのアルアル」といった小芝居をしてくれている。
あと、設定も割り切っていてイイ。(・∀・)イイ!
「フツーのOLなのに不釣合いな生活レベル」というムチャな設定が気になるドラマは多いが、このドラマの天海祐希は「医者」として、何はなくとも「カネはある」という部分を前面に押し出している。
その割り切り方がイイ。
(ま、センセー(医者)にしてはヒマが有りすぎな気もするが。)

そんなワケで最初の方を見逃してしまったので、午後2時くらいからの再放送を今から期待する、今日この頃なのである。
(ちなみに「結婚できない男」では、再放送で3回くらい録画にチャレンジして、ようやく阿部寛と国仲涼子のくだりが理解できた。)
竹内まりやの新曲も、このドラマで聞くと印象的なんだよなー。





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政争の具

2008/05/30(Fri)08:19

知り合いに『カルロス・ゴーンの右腕』と言われるヒトが居ましてね…

車を買い替えるハナシから出て来た知り合いのこのコトバに、その場に居合わせた全員が浮き足立つ。
それってもしかして、CMで撮影に使った車とかが、タダで回ってくるハナシじゃないのだろうか、と。

そしてハナシが、「『カルロス・ゴーンの右腕』から紹介されたセールスマン」から車を買うハナシであったコトが分かると、聴衆は蜘蛛の子を散らすように離れて行ったのである。
そんなハナシは買ってからしてくれ、と。

ゴーン効果でV字回復を見せた日産自動車であったが、その後の「ゴーンの手法ってベタじゃね?」という囁きとともに失速。
一時はホンダに「国内2位」の座を奪われたりもしたが、最近では少し盛り返したカンジ。
ゴーンさんの実力なりの成長とは、むしろコッチのほうなのかもしれないと思う昨今なのだが、マーチ・コレットを新車で買うと、その車一台の一年分のCO2排出権が、日本政府に寄付されるキャンペーンを展開するらしい。

それってスゴくない?

なのだが、詳しく聞けば寄付されるCO2の排出権は1トン分であり、それはおおよそ4000円ほどで売買されているものだそうだ。

なんだ、そんなもんか

それが率直な感想であって、日産自動車としては「CO2の排出権料を販売価格に転嫁しない」と明言しているらしいが、その分値引きがシビアになるとか、内装仕様に予めコストが織り込まれているとか、100万円の買い物に4000円位ならいかようにも出来るワケで、この画期的なオマケに「話題取り」以外の何も感じなくなってしまう。
だいたい、「値切られたらサービスマットを付けない」とか、「納車緒費用で元を取る」とか、新車のセールスには不明瞭な部分が多すぎるのだ。
(これこそ「総額表示」を徹底して欲しいと、声を大にして言いたいトコロである。>>トヨタさん)

それに、「プリウス累計100万台」、「ホンダはハイブリッド車のラインナップを増強して対抗」と騒がれている時代に、「CO2排出権を政府に寄付」では、いくら環境指向が業界のトレンドとはいえ弱過ぎるだろう。
それでも、立ち遅れた環境対応分野で、こんなカタチであれなんとか乗っかろうとする姿勢だけは認めたいと思う。

「U2」の「ボノ」が来日しているらしい。
東京湾の埋め立て地に植樹したり、慶応大で名誉博士号を貰ったりと忙しいようだが、若い世代で「U2のボノ」を知っているヒトはどれくらいいるのだろうか。

こうやってメディアでも取り上げられるくらいだから、海外では有名なヒト(なんだろう)。

世間ではその程度ではないのだろうか。

80年代にヒット曲を飛ばした。
それも「たくさん」ではなく、「ほんの数曲」。
当時から「政治的な発言や主張」が「ボノ」の肩書きだったが、そもそもが「(反体制的な)ロックンローラー」にあって、何故か「西寄り」「欧米人受けする内容」の発言が気にはなっていた。

「そのうち政治家にでもなりたいんだろう?」

という匂いが、その頃からプンプンしていたのである。

そんな「ロック」なんてあるかい。

そう言いたい気持ちもさることながら、いつの間にか「環境問題とアフリカ貧困問題のボノ」になっていた。
その変わり身の早さとセンスだけはたいしたものだろう。
彼にとっては「環境」も「アフリカ」も、「ただのメシのタネ」でしかないに違いない。

誰も新曲を知らないのに、「U2のボノ」。w

20年前の一発屋を有り難がる日本が、彼もきっと大好きだろう。

「後期高齢者医療制度を政争の具にするな」というのが最近の流行りのようだが、「環境を企業イメージに利用するな」、「環境をメシのタネにするな」、とむしろコッチのほうこそ声高に言いたい。
そんな、「たった4000円で社会貢献」のハナシだった。




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メンヘラ

2008/05/28(Wed)21:29

元TBSアナウンサー川田亜子さん自殺のニュースには驚いた。
表向き「仕事の上での悩み」(本人が希望する「報道」の仕事よりも、意図しない「バラエティ」の仕事が多かった、とか。)というコトになっているが、実際のトコロは所属事務所の社長との「人間関係のもつれ」が原因らしい。
なんでも、「婚約」していて「近日挙式予定」と周囲に吹聴していたが、相手の男性はそうでもなさそうだ、という女性週刊誌の記事が一番近いのではないだろうか。
こういった場合「突然の転職」とかが逃げ道になるのだろうが、これだけ顔の知れたヒトではそれも難しかろう。
しかも両親にまで会わせていたとなれば、一番の逃げ場となる実家にも行きづらい。
29という崖ップチの年齢でこの八方塞がりでは、死にたくなるもの分からないではないが、ナニも死ぬコトはなかっただろう。

死の直前、今月(5月)に入ってからの彼女(川田さん)のブログでは、そういった葛藤を暗示させる文章が掲載されていた。
一部は事務所の判断により削除されていた。
この「文章」というのが特徴的で、「メンヘラ」と呼ばれる女性特有のもの。
「ブログ」という、ある意味「公共の場」において、不特定多数の読者へのメッセージを装いつつも、「ある特定の人」に宛てた文章を掲載する。

「このコトは、二人にしか分からないよね?」的な意味合いで。

しかし元来文章力が稚拙な上に、精神的に「病んでいる」状態なので、一見して意味不明瞭。
でありながら、書き手の置かれた状況や過去の記事などを参考に類推すると、「誰に宛てた」、「だいたいこんな内容」というのが分かってしまうというのが共通した特長である。
しかも最後は、「死」を暗示する内容に落ち着くというのも、これらに共通のコトとなる。

「病んでいるのだから、しょうがない」

「鬱」が現代病として認知され、「精神科を受診している」というのが「ステイタス」とされ始めた昨今にあって、この「軽く病んだ状態」というのに社会は過剰に寛容になりつつある。
ヘンなコトを書き出した段階で「危険フラグ」が立っているのだが、「ヘンなコトを書いた」というコトでお目当ての「彼」からも優しくされたりすると、この「ヘンなコトを書く」というのが「彼」に対する唯一のアピール手段となり、構って欲しいばかりに何度も「ヘンなコト」を書くようになる。
それが「狼少年」的な扱いになって、お目当ての「彼」からスルーされるようになると、内容はもっと深くせざるを得ないし、実際ソレに近い行動もしなければならなくなってしまう。
その延長線上にあるものが、自傷行為であって自殺なのではないかと個人的には思っているのだが。

こういった場合、見知らぬ第三者からの「がんばってください」的な激励コメントが、本人を余計に追い込む結果になるから始末が悪い。
かくいうワタシはと言えば、サラリーマン時代に直属の上司が「鬱」を発症して以来、「鬱」に対してあまりいい印象を持っていない。
散々偉そうなコトを謳って、挙句に突然の入院。
しかも3ヶ月。
でも、それで仕事に開けた穴とかは実際のトコロどうだっていい。
それよりも、「気にするな」「気にするな」と言い聞かせられて、抗うつ剤を服用しているのもあるのだろうが、そんな「鬱で入院していた」なんてコトすらコロっと忘れたかのような復帰後の振る舞いに、憤りを覚えたのである。

ヒトに迷惑かけたコトぐらいは、自覚せんかい

まあその自意識過剰が「鬱」の引き金になっているならば、「無理しない、気にしない」というのが最大の療法になるのだろうが、「病んでいる(いた)」というのを何事についても免罪符としていいのだろうかと、些かの疑問を持たずには居られないのである。

いずれこの事務所社長とかジャニーさんのナハシというのは、芸能ニュースでは「最大のタブー」とされているようなので、このことについてさらに続報が出るとは思えない。
「死の理由が分からない」という事務所の公式コメントで「幕」となるだろう。

ちなみに

メンヘラーとはメンタルヘルスを略したメンヘルに、英語で「~する人」といった意味にする接尾辞“-er”をつけたものである。
メンヘラと語尾を延ばさないことが多い。
だそうだ。
あまり市民権を持って欲しくないコトバの一つである。





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