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忍判「えふぴーのひとりごと」

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何か問題でも?

2008/06/27(Fri)09:23

「飛騨牛」の表示偽装をした肉屋が槍玉に挙げられている。
本来「飛騨牛」と表示できない等級の肉を、「飛騨牛」と称して売った。
確かにJAS法に抵触する行為であるし、企業倫理に照らしてどうか、といった問題もある。
しかしながら近所では「飛騨牛の安くて美味い店」として有名だったらしい。

「安い」のは当たり前として、「美味い」という評判はどういうコトであろうか。

ブランド牛は「名前」に価値があるのであって、その「名前」で「美味い」と感じ、実際に美味しく食したのであれば、それはそれでいいのではないだろうか。
そんなコトを思う。
問題の社長にしたって、「どうせ分かりゃしないんだ」というのがあったと思うのだ。
実際に飛騨牛の味なんて、分かりもしないくせに
そんなコトバが聞こえてきそうである。

それよりも問題にしたいのは、「そんな地方の肉屋が表示偽装していたとして、だから何?」というハナシ。
吉兆のようにネット販売がお盛んだったとか、赤福のように全国区の土産物でもない、ただ肉屋の肉。
ちょっと規模は大きいけれども、「地方の肉屋のハナシ」。
そんな、近所のヒトたちくらいしか買おうと思っても買えない肉の表示偽装のハナシなど、一報だけで十分であって、釈明会見するとしても地元局1局招いてやれば済むハナシ、全国ネットのトップニュースにする必要も、各局の記者を招いてのあんな2時間にも及ぶ記者会見も、必要ないのではないだろうか。

社長の引責辞任は当たり前、基本廃業が前提といった報道の空気に、2ちゃんねらーの「祭り」に通じるものを感じてしまうのは、ワタシだけだろうか。
っていうか、コレを報道することこそ「社会正義」みたいなキャスターのしたり顔が気に入らない。
一過性の視聴率稼ぎの為に、当事者を従業員とその家族もろとも路頭に迷わせるような追い込み方をして、モラルを問われるのはむしろマスコミの方ではないのだろうか。

危機管理がなってない。
あんな記者会見ならしない方がマシだった。

そんなコトをね、言える立場なのかというコト。
たしかに件の社長はとんでもないヤツなんだろうけど、それを「オマエが言うな」というそういうハナシ。
いや実際、ミートホープの事件を見ながら「ウチは大丈夫」って言っていたヤツに、「モラル」とか通用しないと思うよ。
そしてそれを裁くのは行政であって司法であって、マスコミではないというコト。
「我こそは全知全能の神ゼウス」と言わんばかりのテレビを、少し鬱陶しく思う朝だった。





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