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2025/07/26(Sat)09:31
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2009/03/18(Wed)10:39
恵比寿にやってきた。
今日はWOWOW連続ドラマW「空飛ぶタイヤ」舞台挨拶付き試写会である。
会場は恵比寿ガーデンホール。
位置関係でいうと、一昨年潜入したINDY JAPANのプレス会見、あれの会場になったホテルの隣りになる。
このあたりは一帯で開発されていて超リッチな雰囲気で、ツタヤまでもがウチ近所のものとは格式が違っていた。w
誰もが憧れるエリアなのである。
撮影禁止のピリピリした雰囲気のなか、舞台挨拶付き試写会がスタート。
主役はオレ、
仲村トオルである。(船越ではない。w)
ドコでそうなったのか分からないのだが、実は会場入りするまで「主演は玉置宏」だと思っていた。
なので、実際仲村トオルが出てきた時にはしこたま驚いた。
実物は結構デカかった(タッパが)。
さらに共演の田辺誠一、萩原聖人、水野美紀、國村隼さんなどが登壇、粛々と舞台挨拶は進行していったのである。
ここでの感想といえば、萩原聖人はあまり大きくなく(オレと同じくらい?)、隣りの水野美紀のほうが大きかったコト、仲村トオルの靴がピカピカだったコト、くらいだろうか。
(いや、他にもいろいろあるんだけど、まあそれは、追々。)
ここで作品について触れておく。
「空飛ぶタイヤ」と聞いてどんなイメージだろうか。
タイヤがふわふわと飛ぶ、ディズニー的なイメージ?
それとも、真夜中の工場でタイヤが飛ぶ、ホラー的なイメージ?
どちらもハズレで、正解は「社会派ヒューマンサスペンス」である。
ホラ、数年前にあったじゃないか、「トラックのハブ構造に欠陥があって、それが元のタイヤ脱落事故により死傷者が出たのだが、実は製造メーカーは会社ぐるみでそれを隠していた」っていうハナシ。
あのハナシにそっくりで、「実はあの時、当事者たちはこうだったんじゃね?」という「フィクション」なのである。
主演の仲村トオルは、不運にもそんなタイヤ脱落事故を起こしてしまい、整備不良だ人殺しだと罵られる運送会社の社長の役。
(ちなみに奥さん役は戸田菜穂。舞台挨拶で見たかった。)
國村隼が会社ぐるみの隠蔽を主導するメーカーの常務、水野美紀はそれを暴く週刊誌の記者で、田辺誠一は社内からその不正を正そうとする熱血サラリーマン(何故か奥さんはラジオパーソナリティの本上まなみで、妙にハイセンスな暮らしぶり。)、という役どころである。
グループ会社の銀行とズブズブな融資関係の自動車メーカー。
その「会社ぐるみ」の隠蔽体質。
翻弄される顧客零細企業。
全てが「あの」事件をなぞるように進行していく。
いやホント、「ココまでやっちゃっていいの?」というくらいリアルに、「自動車メーカーなんざこういうもの」というのを描いていくのだ。
そして、ヒミツはどの辺から暴かれるのか?
というあたりで第一話は終了、試写会も終了である。
正直、2、3話先まで見せてくれるのかと思っていたのだが、「第一話のみ」の完成披露だった。
(全5話試写だったら体力勝負になるな、なんて心配は不要だったのである。)
WOWOW製作である。
通常の民放地上波であれば、「スポンサー」の存在が欠かせず、「スポンサー」と言えば「自動車メーカー」。
つまり、従来の製作手法からいえば、成立し得ない企画なのである。
「視聴者から料金を徴収して運営されているWOWOW」だからこそ、可能だったネタなのではないだろうか。
WOWOW製作だから、CMが入らない。
「テレビに1時間かぶりつき」である。
物理的に、毎週日曜日の夜10時から全5話「かぶりつけるか」、というのがネックになってくるのだろうか。
モチーフが「知ってるハナシ」なので、少し進行がタルい気もしたが、それでも「組織」ってヤツの暗面、「人間社会」というもの、そして、「オレの熱演」を、第1話無料放送から試してみてはどうだろうか。
ちなみに、主演の仲村トオルは自らの出演作品の評判を殊更気にするらしく、作品上映中「作品名」プラス「自分の名前」で検索しては、ソコに書かれているコトに一喜一憂するらしい。
(今回の試写会についても、「記事がWBCに埋もれる前にアップしてくれ」と言われたのだが、間に合っただろうか?)
このことを聞いた萩原聖人は、「オマエちっちぇえなぁー」と一蹴したそうだ。
「空飛ぶタイヤ」+「仲村トオル」でヒットするブログ、皆さんも書いてみてはどうだろうか。
「クライマーズハイ」に続き、刑事・遠藤憲一の名演技が光っていた。
そんな第一話だった。
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